建石 良介 [略歴] 1995年 東京大学医学部卒業後、東大病院内科、三井記念病院消化器内科で研修。東京大学大学院修了後、2002年より東大病院消化器内科医員。2005年より三井記念病院消化器内科医長、2006年より東大病院消化器内科助手。助教、医局長を経て2013年11月より東京大学がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン特任講師。
[専門分野] 肝細胞癌の診断、内科的治療、特にラジオ波焼灼療法。疫学研究、特に非ウイルス性肝癌。
[がんプロフェッショナルを目指す皆様へのメッセージ] 内科研修終了後、一貫して肝細胞癌の診療に従事してまいりました。肝細胞癌は、類を見ないほど高リスク群のはっきりした癌であり、早期発見のためのサーベイランスの最も整備された癌でもあります。肝硬変を合併している方が多く、切除不能な患者さんが大多数を占めるため、早くから侵襲度の低い治療法が開発されてきました。画像診断、腫瘍マーカー分野でも最も進んだ癌の一つです。また、近年増加する糖尿病をはじめとする生活習慣病の影響を最も受ける癌でもあります。肝細胞癌で培った経験と知識を、他の癌腫のがんプロフェッショナルを目指す皆さんにぜひ役立てたいと思います。 |