四大学合同セミナー


四大学合同セミナーは、毎月1回、がん医療・がん研究に携わる医療従事者にとって有用なテーマを臨床腫瘍学、放射線治療、緩和ケア領域から選び、経験豊富な講師がレクチャーします。このセミナーは、養成コースに申し込まれた方だけでなく、がん医療・がん研究に興味を持たれる医学生、若手医師および医療従事者はどなたでも聴講可能です。また、がん診療連携拠点病院の行う医療従事者向け研修も兼ねていますので、院外の医療従事者のご参加も歓迎しています。

四大学合同セミナー情報メール 配信
今後の四大学合同セミナーの情報をメールにて配信ご希望の方は、以下のフォームに入力し送信してください。 (以前のがんプロ四大学合同セミナーのメーリングリストに登録されている方には、引き続き配信しております)
配信を停止したい場合は、ganpro-admin@umin.org までメールにてご連絡ください。

Microsoft系メール(hotmail、msn、live等)は、UMIN メーリングリストによるメールを迷惑メールとみなし、ブロックされて届かない状況が続いております。
http://www.umin.ac.jp/faq/#mail_faq
登録するメールアドレスには、上記以外のものを御願いします。
また、携帯電話のメールアドレス (docomo, au, softbank等)宛に送信したメールの着信が拒否される場合がありますのでお避け下さるよう御願いします。


【第20回 横浜市大がんプロ公開セミナー・第8回メディカルゲノム勉強会・第192回横浜市立大学医学会講演会同時開催】

日時:平成29710日(月)19:0020:00
場所:横浜市立大学臨床棟2F A202教授会室
演者: 高部 和明先生
Roswell Park Cancer Institute
Professor of Oncology, Alfiero Foundation Chair and Clinical Chief of Breast Surgery, Leader of Breast Program and Breast Disease Site, and Breast Oncology
Fellowship Program Director
演題:「Precision Medicineとは癌の遺伝子変異と治療標的を同定するだけのことか」
(東京大学での同時中継は予定されておりません)


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【第19回 横浜市大がんプロ公開セミナー】

日時:平成29年3月24日(金) 17時30分~18時30分(講演45分+質疑応答15分)
会場: 横浜市立大学附属病院(福浦)10階 臨床講堂
演題: BNCT results in Finland and future plans
演者: Dr. Heikki Joensuu (Professor, Research director of cancer center, Helsinki University Hospital)
(東京大学での同時中継は予定されておりません)

講師のHeikki Joensuu教授は、ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy, BNCT)の世界的権威で、同治療のオピニオン・リーダーとして国際的に活躍されています。
BNCTは、体内に投与され、腫瘍内に集積したホウ素(B-10)化合物に熱(外)中性子線を照射し、核反応によって生じたヘリウム原子核(α粒子)とリチウム原子核で悪性腫瘍(がん)を叩くという治療法です。
従来の放射線治療を凌ぐ治療効果と副作用の軽減が期待され、次世代の先進医療として注目されています。
最先端の治療を学ぶ良い機会となりますので、奮ってご参加ください。


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自治医科大学主催合同セミナー

日時:平成29年2月16日(木)18:00~
講師:小原 泉教授 ( 大学院看護学研究科 がん看護学 )
(東邦大学との遠隔中継を予定しています。東京大学、横浜市立大学との同時中継は予定しておりません)
演題:「臨床試験の情報提供と意思決定支援」
場所:自治医科大学記念棟9階 会議室

分子標的治療薬が広く使われるようになり,適合する遺伝子変化を検出するためのコンパニオン診断が臨床検査として一般に広く行われるようになった.臨床検体からの遺伝子変化の検出に最適な手法は各国で異なる.日本でコンパニオン診断を行うためにどのような試行錯誤が行われてきたか,「コンパニオン診断薬」が日本の医療に与えた功罪をまとめ,今後のコンパニオン診断の方向性を考えてみたい.

お問い合わせ先:栃木県下野市薬師寺3311-1自治医科大学学事課大学院係
0285-58-7477


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【第18回 横浜市大がんプロ公開セミナー】

日時:平成29年2月22日(水)18:00~19:00
会場:横浜市立大学 ヘボンホール (他大学との遠隔中継は予定しておりません)
演題:マインドフルネスとがん患者のQOL向上
演者:熊野宏昭 (早稲田大学人間科学学術院 教授,人間科学学術院副学術院長, 人間総合研究センター所長, 応用脳科学研究所所長)

講演者の熊野先生は、マインドフルネスやアクセプタンスなどの技法を含む「新世代の認知行動療法」について、特に医療場面で短期間で大きな効果を上げることを目指した研究を行っています。臨床面では、綾瀬駅前診療所、赤坂クリニックなどにおいて、不安障害、うつ病、心身症などを対象に、薬物療法や面接治療に加え、認知・行動療法、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)、マインドフルネスなどの行動医学的技法を用いております。著書には、「実践!マインドフルネス」「マインドフルネスそしてACTへ」など多数執筆されており、幅広くご活躍されています。

お知らせHP: http://www.yokohama-cu.ac.jp/univ/activity/cancer_p/seminar.html#ycuganproseminar18


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【第13回東邦大学地域がん支援セミナー】

日時:平成29年2月24日(金)  PM7:30~8:30
場所:東邦大学 医学部2号館M3階 第1講義室
(自治医科大学、横浜市立大学との遠隔中継を予定しています。東京大学との同時中継は予定しておりません)
テーマ:がんと就労
演題:『働くがん患者の現状と課題~事例から考える~』
演者:砂川 未夏
キャリアコンサルタント キャンサー・キャリア代表 
がん経験者のためのキャリアセミナー(パワーチャージ・カフェ)主宰
http://mika-sunakawa.com/
2003年7月、在職中がんに罹患し、治療後の後遺症などでワーク・ライフ・バランスや生き方に悩んだ経験から、2007年8月にキャリアコンサルタントの資格取得。退職後、企業、行政、大学などでキャリアカウンセリングや人材開発系のプログラム開発・研修講師を務めるほか、キャリアコンサルタント育成に携わる。
2013年4月より、がん患者およびその家族のキャリア支援を開始。その後、2度目のがんに罹患するも仕事を継続し現在に至る。
日本キャリア開発協会内「がん等の有病者へのキャリア支援研究会」座長

問合せ先:東邦大学大学院医学研究科 臨床腫瘍学講座
がんプロフェッショナル養成プラン事務局
TEL:03-3762-4151(内線:2482)
FAX:03-5763-6016


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平成28年度「全国がんプロ合同フォーラム」

日時: 平成29年1月24日(火)10:30~17:00
場所: 東京大学 山上会館
プログラム:
10:30 開会挨拶
総合司会 京都大学 武藤 学
全国がんプロ協議会会長 大阪大学 松浦 成昭
文部科学省 高等教育局医学教育課 寺門 成真
10:40 各拠点の5年間の歩み
全国がんプロ15拠点大学代表者
11:30 特別講演Ⅰ 患者および患者家族の意思決定と自立支援
全国がんプロ協議会副会長 岡山大学 松岡 順治
13:00 特別講演Ⅱ 消化器癌化学療法の最前線
全国がんプロ協議会副会長 九州大学 馬場 英司
13:30 教育研究成果発表
全国がんプロ15拠点の履修生・指導教員
16:45 講評 全国がんプロ協議会顧問 東京大学 今井 浩三
閉会挨拶 全国がんプロ協議会副会長 東京大学 宮川 清
京都大学事業推進責任者 京都大学 戸井 雅和

問い合わせ・連絡先
全国がんプロ協議会事務局 大阪大学大学院医学系研究科 工藤うらら
Tel:06-6879-2472、E-mail:ganprojim-med@ml.office.osaka-u.ac.jp


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第5回 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン研究発表会

がんプロコース履修生による研究発表会を以下のように開催します。がんに関する多様な研究を学ぶことの出来る貴重な機会ですので,がんプロ履修生は是非ご参加下さい。
日時:平成29年1月7日土曜日、15:00-17:30
場所:東京大学医学部附属病院 中央診療棟7階 大会議室
司会: 腫瘍外科 特任講師 野澤宏彰、血液腫瘍内科 特任助教 宮内 将
演題・演者(敬称略)
①悪性星細胞腫に対する放射線治療の至適線量の検討
野元昭弘(東京大学 放射線科)
②経口抗がん剤を内服する外来消化器がん患者の服薬アドヒアランスとノンアドヒアランスに関連する要因の探索
平尾千恵子(東京大学 健康科学・看護学)
③大腸癌発癌過程における幹細胞ニッチ因子要求性の段階的減少
藤井正幸 (東京大学 腫瘍外科)
④十二指腸腫瘍に対する臨床病理学的検討と生検検体を用いた網羅的遺伝子解析
竹内千尋(東京大学 消化器内科)
⑤肺腺癌細胞のさまざまなドライバー変異に対応した転移モデルの作成と解析
中野智之(自治医科大学 外科学講座呼吸器外科学部門)
⑥ノックインマウスモデルによるDNMT3A変異の造血機構における意義の探索
比護貴史(東京大学 血液腫瘍内科)

発表会終了後、入院棟A15F ブルークレールにて懇親会を予定しています。参加費無料です。


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【第12回東邦大学地域がん支援セミナー】

日時:平成28年11月24日(木)19:30~20:30
会場:東邦大学医学部 2号館M3階 第1講義室
テーマ:デルマドローム
演題:内臓悪性腫瘍のデルマドロームとしての皮膚疾患
演者:東邦大学医療センター大森病院 皮膚科 助教 中村元泰
(東京大学では遠隔中継を予定しておりません)

問合せ先:東邦大学大学院医学研究科 臨床腫瘍学講座
がんプロフェッショナル養成プラン事務局
TEL:03-3762-4151(内線:2482)
FAX:03-5763-6016


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【第17回 横浜市大がんプロ公開セミナー】

日時:平成28年11月8日(金)18:00~19:00
会場:横浜市立大学附属病院 10F 修士講義室
演題:緩和医療の対象者をスクリーニングし,状態を正しくアセスメントすることの重要性
演者:Dr. Yoko Tarumi (Division of Palliative Care Medicine, Department of Oncology,
University of Alberta)
講演は日本語で行われます
(自治医科大学記念棟9階会議室での同時中継を予定しております。東京大学、東邦大学での中継は予定しておりません)

問合せ先:横浜市立大学大学院医学研究科がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン事務局
TEL:045-787-2623 FAX:045-787-2740 E-mail : ganpro@yokohama-cu.ac.jp
ホームページURL: http://www.yokohama-cu.ac.jp/cancer_p/index.html


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自治医科大学主催合同セミナー

日時:平成28年10月18日(火)18:00~
会場:自治医科大学記念棟9階 会議室
演者:萩原 弘一 (自治医科大学大学院医学研究科 呼吸器内科学教授)
演題:コンパニオン診断
(横浜市立大学との遠隔中継を予定しております。東京大学、東邦大学との中継はございません)
分子標的治療薬が広く使われるようになり,適合する遺伝子変化を検出するためのコンパニオン診断が臨床検査として一般に広く行われるようになった.臨床検体からの遺伝子変化の検出に最適な手法は各国で異なる.日本でコンパニオン診断を行うためにどのような試行錯誤が行われてきたか,「コンパニオン診断薬」が日本の医療に与えた功罪をまとめ,今後のコンパニオン診断の方向性を考えてみたい.

お問い合わせ先:栃木県下野市薬師寺3311-1自治医科大学学事課大学院係
0285-58-7477


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第43回がんプロ合同セミナー

日時:平成28年10月14日(金) 19:00-20:00
会場:東大病院中央診療棟II 7階大会議室
演者:野澤宏彰(東京大学医学部附属病院大腸肛門外科特任講師) 
演題:「直腸GISTの集学的治療-希少がんの低侵襲治療を目指して-」
(横浜市立大学附属病院10F 修士講義室・自治医科大学記念棟9F会議室での遠隔中継を予定しております。東邦大学での中継はございません)

内容
従来、平滑筋由来の腫瘍と考えられてきたGIST (Gastrointestinal Stromal tumor)はKIT 遺伝子異常の報告、また免疫染色によるKIT やCD34 高発現などの知見から、平滑筋系腫瘍とは独立した疾患概念として定着しました。現在ではGIST は消化管固有筋層に存在するカハール介在細胞由来の腫瘍と考えられています。GISTの頻度は高くはなく、さらに直腸GISTは稀ですが、解剖学的理由により機能・臓器温存の面から集学的治療が必要とされる疾患でもあります。
今回のセミナーでは直腸GISTに対する低侵襲治療を目的とした外科治療・内科的治療を紹介するとともに、希少疾患の診療のあり方について考えてみたいと思います。


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第42回がんプロ合同セミナー

日時:平成28年9月29日(木) 19:00-20:00
会場:東大病院中央診療棟II 7階大会議室 (自治医科大学との遠隔中継を予定しております。東邦大学、横浜市立大学との中継は予定しておりません)
演者:宮内将(東京大学医学部附属病院 血液腫瘍内科 特任助教)
演題:「iPS細胞化技術を用いたがん病態解析」

2006年に人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells: iPS細胞)の作製が報告されて以来、成熟細胞を初期化するリプログラミング技術はそれまで以上に発展してきました。iPS細胞は再生医療への応用のみならず、病態解析や創薬研究への応用にも用いられています。昨今では、がん細胞からもiPS細胞が樹立されており、がん病態解析の新たなプラットフォームとして利用されています。本セミナーでは、iPS細胞化技術を応用したがん病態解析と今後の展望について概説します。


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横浜市立大学医学国際化セミナー特別講演会・第16回横浜市立大学がんプロ公開セミナー(同時開催)

日時:平成28年9月15日(木) 18:00~20:00
会場:横浜市社会福祉センター4階ホール
演者:マーサ・アッシェンブレナー氏(MDアンダーソンがんセンター急性期緩和ケアユニット シニアカウンセリングアソシエイト)
ファシリテーター:大沢かおり氏(NPO法人Hope tree代表、東京共済病院がん相談支援センター 医療ソーシャルワーカー)
演題:「がんになったとき、あなたの大切な子どもに何を知らせますか?」~がんになった親をもつ子どものケアを考える~
参加費:無料
参加申込締切: 9月9日(金) 下記ホームページよりお申込みください。

http://www.yokohama-cu.ac.jp/fuku/160915_Seminar.html

未成年の子どもをもつがん患者さんやその家族が子どもへ病気について伝えることは非常に重要な意味を持つことが知られており、アメリカのMDアンダーソンがんセンターでは、がんの親を持つ子どもへの様々なケアが実践されています。
本セミナーでは、ケアプログラムの第一人者であるマーサ・アッシェンブレナーさんをお招きして、子どもに親の病気について伝えるべきなのか、伝えるとすれば誰が何をどう伝え、また周囲がどのようなサポートをできるかについてお話しいただきます。


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第11回東邦大学地域がん支援セミナー

日時:平成28年9月23日(金) 19:30~20:30(連携4大学遠隔同時中継を予定しております)
場所: 東邦大学医学部2号館 M2階 第2講義室
演者:島田 英昭 先生 (東邦大学大学院 臨床腫瘍学講座 教授)
演題:「地域医療に役立つ食道癌・胃癌らの予防と対策~最新のガイドライン改訂の動向~」


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第41回がんプロ合同セミナー

しばらく合同セミナーを延期しておりましたが、再開いたします。

日時:平成28年8月30日(火) 19:00~20:00(遠隔同時中継は横浜市立大学、自治医科大学で予定しております。東邦大学では予定しておりません)
場所: 東大病院中央診療棟II 7階大会議室
演者: 伊地知秀明 (東京大学医学部附属病院病態栄養治療部 講師)
演題:「がんと栄養」

近年、がんと栄養の関わりが注目されるようになってきています。それは、がんの患者の治療成績やQOLに患者の栄養状態が強く関係することが明らかになってきたからです。がんと栄養の関わりをよりよく知ることができれば、がんの診断、治療から予防も含めて、がんの診療やがん患者の生活をより改善させていくことができると思われます。
今回のセミナーでは、がんと栄養の関わりについて、いくつかの異なる視点からアプローチしてみたいと思います。基礎研究者的観点からのがん細胞と栄養・代謝の関係、医療者からみたがん患者の治療における栄養療法の意義、患者・家族からみたがんに対する食生活・生活習慣などについて、がんと栄養を改めて見直してみたいと思います。


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平成28年度自治医科大学公開講座 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン公開講座

平成28年度自治医科大学公開講座 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン公開講座(全5回)が下記の日程で開催されます。ふるってご参加ください。

日時:
第1回 平成28年7月2日(土)
第2回 平成28年7月9日(土)
第3回 平成28年7月16日(土)
第4回 平成28年7月23日(土)
第5回 平成28年7月30日(土)
演者は下記pdf fileをご参照ください。
開場:全5回 自治医科大学構内 地域医療情報研修センター大講堂
注> 遠隔中継はございません

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第41回がんプロ合同セミナー

日時:しばらく延期いたします。(6/15現在)

第15回横浜市立大学がんプロ公開セミナー

日時:平成28年7月6日(水) 18:00~19:00(連携大学遠隔同時中継は東京大学では予定しておりません)
演者:勝俣 範之先生 (日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科教授・部長)
演題:「これからのがん医療 エビデンスやガイドラインにとらわれないがん医療」


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全国がんプロ合同成果報告市民公開シンポジウム

日時: 平成28年6月11日(土) 13:00-17:00
場所: 東大病院伊藤国際学術研究センター 地下2F伊藤謝恩ホール
演者および演題:
① 松本陽子(NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会理事長)
「患者の立場から がん専門職の人材養成の重要性について」(仮題)
② 松浦成昭(全国がんプロ協議会会長 大阪大学医学系研究科特任教授)
大河内信弘(全国がんプロ協議会副会長 筑波大学医学医療系教授)
「がんプロの歩みと実績」
③ 全国のがんプロ各拠点から選出されたがんプロ修了生の報告
「がんプロから学んだ教育と現在の活動」
主催 : 全国がんプロ協議会  http://ganpro-z.jp/kyougikai_univ.html
-お問合せ先-
大阪大学がんプロ事務局:
ganprojim-med@ml.office.osaka-u.ac.jp
東京大学がんプロ事務局:
ganpro-adm@umin.org


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第40回がんプロ合同セミナー

日時: 平成28年5月30日(月) 18:30-20:00(東邦大学および自治医科大学での遠隔同時中継を予定しています)
場所: 東大病院中央診療棟II 7階大会議室
演者: 佐々木 淳 (医療法人社団悠翔会理事長・診療部長)
演題:「がん患者の在宅医療」

みなさんは政府が策定した「がん対策推進基本計画」をご存知でしょうか。その基本計画の全体目標(H28年度まで)のなかに、「全てのがん患者とその家族の苦痛の軽減と療養生活の質の維持向上」 と書かれています。つまり今、がん患者の療養生活の質向上が求められています。本セミナーではがん患者の療養先として最も重要な「在宅」に注目、いま在宅医療の領域で最も活躍されている医師(佐々木淳先生)をお招きし、がん患者の在宅医療についてお話しいただきます。佐々木先生は2006年に在宅医療クリニックを都内に開設され、現在、常勤医33名、非常勤43名(合計76名)を擁する在宅診療チームのリーダーです。ぜひ、佐々木先生とがん患者の療養生活について意見を交換しましょう。


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第 10 回東邦大学地域がん支援セミナー

日時:平成28年3月4日(金) 19:30~20:30(連携大学遠隔同時中継は東京大学では予定しておりません)
会場:東邦大学医学部 2 号館 M3 階 第 1 講義室
講師:東邦大学医療センター大森病院 乳腺・内分泌外科 准教授 緒方 秀昭
演題:乳癌診療の最新の動向


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自治医科大学 四大学合同セミナー

日時:平成28年2月19日(金)18:00~(連携大学遠隔同時中継は東京大学では予定しておりません)
会場:自治医科大学 記念棟 9 階会議室
演者:Carleen Brenneis
演題:Community based palliative care and the role of home care

第 39 回がんプロ合同セミナー

日時:平成28年2月18日(木) 18:30-20:00
会場::東大病院中央診療棟II 7階大会議室 (連携大学遠隔同時中継を予定しています)
演者:東京大学腫瘍外科 特任講師 山口 博紀
演題:腹腔内化学療法を例にしたチーム医療のあり方 -がん対策基本法を軸とした国の動向-

2007年に制定された「がん対策基本法」により、様々な職種が協働してがん医療に積極的に携わる体制が整いつつあります。また、がん患者、家族をサポートする環境の整備も年々すすめられています。今回のセミナーでは、がん対策推進基本計画が来年見直しされることを踏まえ、癌性腹膜炎症例に対する腹腔内化学療法を例にしながら、ここ 20 年のがん医療の変遷を特にチーム医療の観点から概説します。


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第 38 回がんプロ合同セミナー

第38回セミナーの内容が、日経デジタルヘルスに取り上げられました

日時:平成28年2月10日(水) 19:00-20:30
会場:東大病院中央診療棟II 7階大会議室
(連携大学遠隔同時中継を予定しています)
タイトル:「医療ビッグデータの将来像」

演者(1):がん研有明病院放射線治療部 副部長 小塚拓洋
演題:「多忙な臨床とビッグデータの先に見えるもの」

医療現場の情報化が進む中、がん治療のデータはどのように入力し、活用できるのか?
放射線治療の現場での長年の挑戦や試行錯誤を通じて、今、医療ビッグデータについて考える。

演者(2):東大病院放射線科 医学物理士 馬込大貴
演題:「機械学習・パターン認識技術に基づく予後予測研究」

Deep learningを筆頭に、ビックデータ解析を行う機械学習・パターン認識と呼ばれる学問領域が急速に発展を遂げている。本セミナーでは、機械学習・パターン認識技術の基礎を概説し、医学への応用例として放射線治療分野における予後予測研究を紹介する。手法はすべての医療データに応用可能であり、診療科横断型の医療ビックデータ解析研究の可能性について議論する。


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第4回 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン研究発表会

がんプロコース履修生による研究発表会を以下のように開催します。がんに関する多様な研究を学ぶことの出来る貴重な機会ですので,がんプロ履修生は是非ご参加下さい。

日時:平成27年12月5日土曜日、16:00-18:00
場所:東京大学医学部附属病院 中央診療棟 II 7階大会議室

発表時間: 発表20分+質疑応答4分
司会: 腫瘍外科 特任講師 山口博紀
消化器内科 特任講師 建石良介
演題
① 子宮頸癌根治的放射線治療の long non-coding RNA 発現を
含めた臨床予後解析
放射線科 小林伶子
② Time-ordered cone-beam CT image reconstruction
(コーンビームCTの時間並進的4次元画像再構成法)
放射線科 中野正寛
③ 急性骨髄性白血病の治療抵抗性に寄与する遺伝子変異の同定
血液腫瘍内科 本田晃
④ 糖尿病教育入院患者を対象としたフィブロスキャンによる肝線維化の定量的測定
消化器内科 近藤真由子
⑤ C型慢性肝炎病態別肝弾性値の推移
消化器内科 中込 良

発表会終了後、入院棟A15F ブルークレールにて懇親会を予定しています。参加費無料です。


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自治医科大学 四大学合同セミナー

日時:平成27年12月15日(火) 18:30-
場所:自治医科大学 記念棟9階会議室(東大病院中央診療棟II 7階大会議室にて連携大学遠隔同時中継を予定しています)
演者:鶴岡 優子先生(つるかめ診療所)
演題:「がん患者の在宅医療モノ語り」

つるかめ診療所は自治医大に一番近い在宅療養支援診療所です。規模は小さく担当患者も多くありませんが、在宅医療という生活に近い医療を提供しています。通院の難しいがん患者も担当し、在宅緩和ケアを継続し最期まで自宅で過ごされる方もいます。患者を取り巻くモノを通じて在宅医療の実際をご紹介します。
-お問い合わせ先-
栃木県下野市薬師寺3311-1 自治医科大学学事課 大学院係
0285-58-7477 cancer@jichi.ac.jp


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第 37 回がんプロ合同セミナー

日時:平成27年12月4日(金) 19:00-20:30
会場::東大病院中央診療棟II 7階大会議室 (連携大学遠隔同時中継を予定しています)
演者:東京大学医学部附属病院消化器内科 特任講師 建石 良介
演題:「ここまで分かった肥満とがんの関係」

肥満が様々な臓器のがんを増加させることが、大規模疫学研究から明らかになってきています。肥満ががんを増加させるメカニズムには、アディポカインの異常、インスリン抵抗性、高血糖、性ホルモン異常、脂肪組織での慢性炎症、腸内細菌の変化など種々の機構が関与しており、また臓器によってその影響が異なることが分かってきています。本セミナーでは、これら肥満ががんを増加させるメカニズムについて臓器横断的、臓器特異的な視点から概説したいと思います。


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第 36 回がんプロ合同セミナー

日時:平成27年11月20日(金) 18:30-19:45
会場::東大病院中央診療棟II 7階大会議室 (連携大学遠隔同時中継を予定しています)
演者:国立がん研究センター がんサバイバーシップ支援研究部
コマツ 健康増進センタ 産業医 平岡晃(ひらおかこう)先生
演題::多職種による「がんと就労支援」を考える

がん患者さんの就労支援で悩まれることはありませんか?
治療と仕事の両立を支援するための課題は多様です。
医療関係者に求められる就労支援の内容について、患者や職場とのコミュニケーションのポイントとして職場による医師の診断書の解釈、看護職に伝えてほしいこと、ソーシャルワーカーの役割などのお話を伺います。また就労支援を考える際のリソースについてもご紹介頂きます。


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第 14 回横浜市立大学がんプロ公開セミナー

日時:平成27年11月17日(火)18:30~19:50
場所:横浜市立大学附属病院10F 臨床講堂(連携大学遠隔同時中継を予定:東京大学では予定しておりません)
演者:Prof. Sharon Wanatabe (Division of Palliative Care Medicine Department of Oncology, University of Alberta Edmonton)
演題:「癌性疼痛の最新の治療法と評価法 The cutting edge of evaluation and treatment for cancer pain」
*英語での講義です


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自治医科大学 がんプロ公開講座

日時:平成 27 年 11 月 14 日(土) 14:00~16:30
場所:自治医科大学医学部教育・研究棟1F 講堂 (連携大学遠隔同時中継は予定しておりません)
テーマ:肺癌診療の実際と診療連携
対象:医師、看護師、薬剤師、MSW、心理士、学生、一般市民
お申し込みは
http://www.jichi.ac.jp/ganprokiban/sympo-2015/index.html
よりお願いします。


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第 9 回 東邦大学地域がん支援セミナー

日時:平成 27 年 11 月 5 日(木) 19:30~20:30
場所:東邦大学医学部 2号館 M3 階 第 1講義室(連携大学遠隔同時中継を予定:東京大学では予定しておりません)
テーマ:大腸癌検診
演者:国立がん研究センター がん予防・検診研究センター 検診部 部長 松田 尚久先生
演題:「大腸がんスクリーニングと内視鏡的ポリープ摘除後サーベイランス」


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第 13 回 横浜市立大学がんプロ公開セミナー

日時:平成27年11月4日(水)18:20~19:50
場所:横浜市立大学附属病院10F 臨床講堂(連携大学遠隔同時中継を予定:東京大学では予定しておりません)
演者:樽見葉子先生(Division of Palliative Care Medicine Department of Oncology, University of Alberta)
演題:「緩和医療における鎮静と安楽死の問題 Palliative sedation and physician assisted death」
*日本語での講義です


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第 35 回がんプロ合同セミナー

日時: 平成27年10月22日(木) 18:30~19:45
会場:東大病院中央診療棟2 7階大会議室 (連携大学遠隔同時中継を予定しています)
演者:東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部 稲田修士
演題:オンコロジストにも必要なせん妄の知識

せん妄はがん治療の様々な場面で見られます。せん妄は患者さん自身の苦痛や危険につながるだけでなく、医療従事者やほかの患者さんへの影響も大きく、対処に頭を悩ませている方も多いと思います。本セミナーではサイコオンコロジーを専門としない医療従事者を対象に、せん妄の評価、治療、対応について概説します。


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四大学合同セミナー

日時:2015年10月8日(木) 18:15~
場所:自治医科大学 記念棟9階会議室 (連携大学遠隔同時中継を予定:東京大学では予定しておりません)
演者:神田 善伸先生(自治医科大学大学院医学研究科 血液病学専攻科教授)
演題:「無料統計ソフトEZRでがん領域の生存解析」


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第 34 回がんプロ合同セミナー

座談会の様子はこちらをご覧下さい

日時: 平成 27 年 9 月 29 日(火) 18:30-19:45
場所: 東大病院中央診療棟 II 7 階大会議室 (連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題:「がんサバイバーが求めるがんプロフェッショナル」
演者: 小嶋修一(TBSテレビ報道局解説委員)
    内田絵子(NPO法人ブーゲンビリア 代表)

内容:皆様はどのようながんプロフェッショナルになりたいと思っていますか?
手術や手技がうまい、がん医療の最新の治験にも見識が深い、最先端の研究に携わる、患者さんの気持ちにより添える、など様々な目標があると思います。今回は患者さんの目線から求められているがんプロフェッショナル像について、お二人のがんサバイバーの方からお話しを伺います。多くのがんプロ学生、医療従事者にご参加いただければ幸いです。


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若手医師のキャリアパスを考える会

LinkIcon本会の開催報告はこちらをご覧下さい


日時: 平成27年8月29日(土) 15:00-17:00
場所: 東大病院入院棟A 15F 大会議室
参加対象: がんプロコース履修学生

新研修制度の実施を発端とし、専門医制度改革を大きな変換点として、わが国の医師のキャリアパスも今後一層多様化が進むものと考えられます。本会は、国立がん研究センター臨床医、東京大学医科学研究所基礎研究者、米国消化器病専門医など様々な背景をお持ちのベテラン医師をお招きして、今後の医師のキャリアパスについて皆さんと一緒に本音で討議する会です。キャリアパスを考える全ての若手医師の参加を歓迎します。


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第 33 回がんプロ合同セミナー

日時: 平成 27 年 7 月 30 日(木) 18:45-20:00
場所: 東大病院中央診療棟 II 7 階大会議室 (連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演者: 東京大学医学部附属病院 薬剤部 特任准教授 本間 雅
演題:「キナーゼ阻害薬による副作用発現メカニズムの研究」

キナーゼ阻害薬は、がん治療において欠かすことの出来ない主要なクラスの薬剤となってきた。一方、従来の化学療法とはスペクトルの異なる副作用が発現するケースも多く、臨床使用においては副作用マネジメントは課題の一つと言える。このクラスの薬剤は現在でも活発に臨床開発が進められており、臨床使用できる薬剤が増えるペースも速いため、今後は、副作用の発現メカニズムを理解して、理論的に副作用のマネジメント手法を考えていく必要性も増えてくると考える。
キナーゼ阻害薬は、創薬段階で意図された標的分子以外のキナーゼ分子を阻害する、いわゆるオフターゲット効果を示すことが知られており、これらが創薬段階で予想できない副作用の発現に繋がっていると考えられている。今回のセミナーでは、キナーゼ阻害薬のオフターゲット作用の観点から、副作用の発現メカニズムにアプローチした研究を紹介したい。


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第 8 回東邦地域がん支援セミナー

日時:平成 27 年 6 月 25 日(木) 19:30~20:30
会場: 東邦大学医学部2号館 第2講義室 (東京大学医学部附属病院中央診療棟II 7F大会議室にて連携大学遠隔同時中継を予定しています)
演者:河合 隆先生(東京医科大学病院内視鏡センター 教授)
演題:「胃癌検診における内視鏡検査の有用性と問題点(ピロリ菌感染も含めて)」


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第 32 回がんプロ合同セミナー

日時: 平成 27 年 6 月 24 日(水) 18:45-20:00
場所: 東大病院中央診療棟 II 7 階大会議室
演者: 東京大学医学部附属病院 病理部 特任講師 牛久 綾
演題:「EBウイルスと発癌」

Epstein-Barrウイルスはヒトの癌ウイルスとして報告された最初のウイルスであり、その発見から50年が経過した。バーキットリンパ腫をはじめとするB細胞性リンパ腫、NK/T細胞性リンパ腫や移植後リンパ増殖性疾患の原因であると同時に、上咽頭癌や胃癌などの上皮性悪性腫瘍の発生にも密接に関与している。近年、ゲノム、エピゲノムおよびトランスクリプトームを対象とした網羅的遺伝子解析手法が急速に発展しており、これによりEBウイルス関連腫瘍における種々の遺伝子異常が明らかになりつつある。本講演ではEBウイルス関連腫瘍について概説するとともに、特に胃癌の約10%を占めるEBウイルス関連胃癌について、最新の研究報告により明らかとなった知見をまじえつつ、発癌におけるEBウイルスの役割について述べる。


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横浜市立大学 がんプロ公開セミナー

日時:平成 27 年 6 月 16 日(火) 18:20~19:50
演題:「症例からみるがん医療の漢方サポート」
演者:林明宗先生(神奈川県立がんセンター 漢方サポートセンター東洋医学科 脳神経外科部長)
場所:横浜市立大学附属病院10F 臨床講堂 (東京大学医学部附属病院中央診療棟II 7F大会議室にて連携大学遠隔同時講義を予定しています)

2014年4月1日,神奈川県立がんセンターでは、担癌患者・親族等のQOL向上をめざして,公営医療機関として初めて漢方サポートセンターを設置した。
今回のセミナーでは,まず本邦における漢方医学の現状に言及する。さらにがん医療における『癌証』の改善の基本的考えを概説し,これまでの診療実績―化学療法後末梢神経障害,医原性更年期症候群,術後リンパ浮腫,放射線性皮膚炎,手足症候群等皮膚障害など―を呈示する。


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第 31 回がんプロ合同セミナー

日時: 平成 27 年 5 月 29 日(金) 18:45-20:00
場所: 東大病院中央診療棟 II 7 階大会議室 (自治医科大学との遠隔中継を予定しています)
演者: 東京大学医学部附属病院 泌尿器科 准教授 福原 浩
演題:「前立腺癌に対するウイルス療法の試み」

遺伝子操作を加えた単純ヘルペスウイルスI型(HSV-1)を用いる「ウイルス療法」は、既存とは異なる機序で作用する癌治療法である。癌細胞に感染したウイルスは癌細胞内で複製し、その過程で感染した細胞は死滅する。さらに、複製したウイルスは周囲の腫瘍細胞に感染し、複製→細胞死→感染を繰り返して抗腫瘍効果を発揮する。癌細胞に感染させたウイルスが複製する過程で宿主細胞を破壊するという、ウイルスが本来有する直接的な殺細胞効果を利用した治療法である。
 前立腺癌に対して2013年より臨床研究を開始している。また、理論上、前立腺癌以外の多くの悪性腫瘍でも有効であり、このウイルス療法について概説する。


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自治医科大学 がんプロ合同セミナー

日時:平成 27 年 3月 12 日(木)18:30~

場所:自治医科大学 記念棟 9 階会議室 (連携大学遠隔同時中継は東京大学では予定しておりません
講師:小松憲一先生(自治医科大学地域医療学センター)
演題:医療過疎地におけるがん診療の現状と課題


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第 30 回がんプロ合同セミナー

日時: 平成 27 年 3 月 2 日(月) 18:30-20:00
場所: 東大病院中央診療棟 II 7 階大会議室
演者: 国立がん研究センター中央病院 放射線治療科 医長 井垣 浩
演題: 「ホウ素中性子捕捉療法の現状と将来展望」

従来のX線を用いた放射線治療は、放射線が通過した距離や形態と線量が相関する治療であり、腫瘍周辺の正常組織への一定の被曝が避けられなかった。他方、ホウ素中性子捕捉療法は、腫瘍細胞に選択的にホウ素を取り込ませ、体外から中性子線を照射することにより、飛程の短いα線により、腫瘍細胞を選択的に照射することができる。このため副作用が劇的に低減できる。加速器から中性子を生成することにより、病院で治療することが可能となる。ホウ素中性子捕捉療法の現状と今後の展望を述べる。


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第7回東邦大学地域がん支援セミナー

日時:平成 27 年 3 月 11 日(水) 7:30-8:30
場所:東邦大学医学部第 2 講義室(連携大学遠隔同時中継は予定しておりません
演者:大津 秀一 (東邦大学医療センター 大森病院緩和ケアセンター センター長)
演題:知っておくと在宅でも役立つ最近の緩和


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第 29 回がんプロ合同セミナー

日時:平成 27 年 2 月 20 日 (金) 18:15~
場所:東大病院中央診療棟 II 7 階大会議室
演者:篠田裕介 (東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 講師)
    高橋雅人(東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 リハビリテーション副技師長)
演題:がんとリハビリテーション

がん罹患患者は年々増加し、国民の2人に1人が一生の間にがんと診断される時代になりました。診療技術の進歩とともに生存期間も延長し、がん生存者は激増しています。
さらに、転移があっても長期生存が可能になり、がんを慢性疾患としてとらえるパラダイムシフトが生じています。がんと共存し、ADLを維持しQOLを改善するためにはリハビリテーションが必要ですが、日本ではまだまだ実践されている施設は少ないです。
本講演では実例を交えつつ、がん患者に対するリハビリテーションの意味、実際の方法などについてお話ししていただきます。


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第 28 回がんプロ合同セミナー


日時:平成 27 年 2 月 19 日(木) 18:45-20:15
場所:東大病院中央診療棟II 7階大会議室
演者:松田浩一 (東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センターシークエンス技術開発分野 准教授)
演題:個別化医療へ向けたバイオバンクジャパンの取り組み

近年、病気の発症リスクや薬剤の効果副作用に関連する遺伝因子を同定する目的で、一塩基多型「SNP」をマーカーとした全ゲノム関連解析が幅広く用いられるようになっています。これまでに2000本以上の論文が報告され、癌の発症に関わる遺伝子だけでもその数は600を超えています。
2003年にスタートしたバイオバンクジャパンにおいて、47疾患、約20万人分のDNAなどのサンプルを集めて来ました。今年度にほぼ全例のゲノム解析が終了し、将来的にはこれらの情報は公的データベースで公開される予定です。また我々のゲノム研究によって、300以上の疾患リスク・薬効などに関連する遺伝子が明らかになり、薬剤副作用予測に基づく臨床研究も並行して進めております。今後これらの情報を医療の現場に応用することで、個人の体質に応じた最適な治療法の選択、いわゆる個別化医療が可能になると期待されます。


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自治医科大学 がんプロ合同セミナー

日時:平成 27 年 2月 5 日(木)18:30~ 開催延期となりました
場所:自治医科大学 記念棟 9 階会議室 (東大病院中央診療棟II 7F大会議室にて連携大学遠隔同時中継を予定しています)
講師:小松憲一先生(自治医科大学地域医療学センター)
演題:医療過疎地におけるがん診療の現状と課題


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第 3 回がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン研究発表会

がんプロコース履修生による研究発表会を以下のように開催します。がんに関する多様な研究を学ぶことの出来る貴重な機会ですので,がんプロ履修生は是非ご参加下さい。

日時:平成26年12月13日土曜日、10:00-12:00
場所:東京大学医学部附属病院 管理研究棟2階 第一会議室

発表時間: 発表15分+質疑応答5分
司会: 腫瘍外科 特任講師 山口博紀
消化器内科 特任講師 建石良介
演題
① 小型肺癌に対する高精度放射線治療
― 回転型強度変調定位照射と重粒子線治療の高精度化
放射線科 高橋渉
② コーンビームCTによる画像誘導放射線治療を併用した前立腺癌に対する強度変調回転照射
放射線科 山本健太郎
③ 肝細胞がん患者において体組成が予後に与える影響
消化器内科 藤原直人
④ iPS細胞を用いた家族性血小板異常症の病態解析
血液内科 飯塚浩光
⑤ 組織学的腸上皮化生の分布と胃癌発生に関する検討
~Helicobacter pylori除菌療法の効果について~
消化器内科 七條 智聖

第 27 回がんプロ合同セミナー

日時:平成 26 年 12 月 18 日(木) 18:45-20:15
場所:東大病院中央診療棟II 7階大会議室(連携大学遠隔同時中継を予定しております)
演者:渡邊 清高 (帝京大学医学部内科学講座 腫瘍内科 准教授)
演題:がんにおける地域連携と情報提供のこれからを考えよう

2025年の超高齢化社会本格到来を前に、がんをはじめとして地域医療提供体制の転換に向けた議論が進んでいます。がん対策基本法、がん対策推進基本計画や都道府県がん対策推進計画、さらには今年度新たに成立した医療介護関連一括法、次期医療計画策定などの動きの上で「医療のすがた」が、少しずつ変わりつつあります。こうした中、将来の医療人材を育成する大学病院が地域医療においてどのような役割を担っていくのか、現場の病院・診療所がどのように連携して地域完結型の体制を整えていくのか、こうした議論が今後動いていくと考えられます。患者・家族の意思決定を支える取り組み、地域の医療関係者、行政の方との連携を通じたモデルについて事例を共有させていただき、これからの都市部の医療連携や情報提供のあり方について、ご一緒に考えたいと思います。

自治医科大学 がん診療の連携に関する公開講座

日時:平成 26 年 12 月 7 日(日) 14:00-16:35
場所:自治医科大学 地域医療情報研修センター(大講堂)
対象:医師、看護師、薬剤師、MSW、心理士、学生、一般市民

詳細な内容はパンフレットをご覧下さい。
参加申し込みはLinkIconウエブサイトより御願いします。


第 11 回 横浜市立大学がんプロ市民公開セミナー

日時: 2014年11月29日(土)10:00~13:00(受付9:30)
場所:横浜市教育会館ホール4F
演題:「がん在宅緩和を考える-より良い“生”の全うのために-」
横浜の緩和医療
1 がん終末期をどのように過ごすか?‐緩和ケアの役割
  演者 横浜市立大学産婦人科学        助川 明子
2 病院の終末期医療-緩和ケア病棟の医師から
  演者 横浜市立市民病院緩和ケア内科部長   国兼 浩嗣
3 在宅の終末期医療-在宅療養支援診療所医師から
  演者 横濱髙島診療所所長   小原 健
特別講演
「住み慣れた町で、馴染みの人に囲まれて、自分の望むように生を全うするために」
  演者 NPO法人 ホームホスピス宮崎 理事長 市原 美穂
LinkIconウエブサイト
医療関係者、市民の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。


横浜市立大学 がんプロ公開セミナー

日時:平成 26 年 11 月 5 日(水) 18:30-19:50
場所:横浜市立大学附属病院 10 F臨床講堂(連携大学遠隔同時講義は東京大学では予定しておりません)
演題:がん診療エキスパートのための癌性疼痛コントロールバーションアップ講座
演者:樽見葉子 Dr. Yoko Tarumi (Division of Paliative Care Medicine, Dept of Oncology, University of Alberta Edmonton, Canada) 日本語での講義です

参考HPLinkIcon
連絡先 横浜市立大学がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン事務局
メール:ganpro@yokohama-cu.ac.jp
tel:045-787-2623

第 26 回合同セミナー

日時:平成 26 年 10 月 29 日(水) 18:45-20:15
場所:東大病院 中央診療棟 II 7階大会議室(連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題:がん患者が情報を知ることの重要性
演者:天野慎介(一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン理事長)

がん対策基本法の成立とがん対策推進基本計画の策定により、がん診療連携拠
点病院が整備され、多職種連携や情報提供が推進されてきました。一方で、各地
での取り組みにも関わらず、「どの医療機関があり、どこに行けば良いのか」「どの
職種があり、誰に相談すれば良いのか」などの患者さんの悩みに対して、必ずしも
十分な情報が提供されていません。また、がん治療に関する情報も、インターネット
を中心に多くの情報がある一方で、選択にあたり患者さんが適切な情報を得られず、
迷ってしまう例も後を絶ちません。患者さんが望む支援にアクセスできるための情
報提供のあり方について、皆さまとともに考えたいと思います。

第 6 回 東邦大学地域がん支援セミナー

日時:平成 26 年 10 月 15 日(水)19:30-20:30
場所:東邦大学医学部第 2 講義室(連携大学遠隔同時中継は行いません
座長:村上 好恵 東邦大学成人看護学研究室 教授
演題:テーマ 在宅看護 「家族介護者の眠りを守ろう」
演者:尾崎 章子 東邦大学 在宅看護学研究室 教授

第 25 回合同セミナー

日時:平成 26 年 10 月 9 日(木) 18:45-20:15
場所:東大病院 中央診療棟 II 7階大会議室(連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題:「がんの認知行動療法」
演者:藤澤大介(慶応義塾大学医学部 精神神経科 講師)

認知行動療法は肥満症や糖尿病、慢性疼痛など様々な身体疾患にも応用されるようになっております。がん治療においても認知行動療法を用いることで、患者にとっても治療者にとっても様々なメリットを得ることができます。
本発表では主に身体面の問題を中心にがん診療において認知行動療法がどう役に立つかについてご講演いただきます。

第10回 横浜市立大学がんプロ公開セミナー

MDアンダーソンがんセンターの Scott Kopetz 先生を招聘し、4大学合同セミナーを開催いたします
日時:平成 26 年 9 月26 日(金)18:30-20:00
場所:横浜市立大学附属病院 10F 臨床講堂(連携大学遠隔同時中継を予定しています)
演題:「大腸がんの分子生物学的病期分類とその臨床応用」
演者:Dr. Scott Kopetz, Department of Gastrointestinal Medical Oncology University of Texas, MD Anderson Cancer Center


東日本がんプロ合同市民公開シンポジウム

日時:平成26年9月20日(土) 13:00-17:00
場所:富士ソフトアキバプラザ 5F
「がん医療の最前線」
参加申込は下記ページの申し込みフォームより御願いします。
WEB: http://kanto-kokusai-ganpro.md.tsukuba.ac.jp/east-sympo2014


第 24 回合同セミナー

日時:平成 26 年 9 月 18 日(木) 18:45-20:15
場所:東大病院中央診療棟II 7階大会議室(連携大学遠隔同時中継を予定しています)
1)演者:岩瀬 哲 (東京大学医科学研究所附属病院 緩和医療科 特任講師)
演題:『臨床試験データ管理の基礎』
2)演者:藤原 紀子 (東京大学医科学研究所附属病院 看護部 TR・治験センター/緩和医療科 臨床研究コーディネーター/がん看護専門看護師)
演題: 『臨床試験におけるチーム医療』

他職種が連携し、話し合いを重ね、臨床試験は行われます。
基礎研究と臨床、そして患者をつなげる役割が未来に繋がる医療となります。
その過程での、コーディネートにおける課題にも向き合っていきます。

第 23 回合同セミナー

日時:平成 26 年 7 月 9 日(水) 18:45-20:15
場所:東大病院中央診療棟II 7階大会議室(連携大学遠隔同時中継を予定しています)
演者:伊地知 秀明 (東京大学医学部附属病院 消化器内科 病態栄養治療部講師)
演題:膵癌基礎研究の新展開:発癌マウスモデルから臨床を見据えて

がん研究は日々進歩を重ねており、がんの高危険群の同定や新規分子標的治療の開発などを通して、がんの種類によっては、予後の改善のみならず、疾患克服への見通しが得られてきたものもあります。その一方で、膵癌は、依然として最難治癌であり、罹患数・死亡数とも増加の一途をたどっています。近年、臨床の膵癌でみられる遺伝子異常をマウスの膵臓で再現することで、ヒト膵癌の病態をよく模倣できる発癌モデルが得られてきました。この臨床に近いモデルからどのような知見が得られ、それをどのように臨床における膵癌の予後改善に繋げていくことができるか、今後の展望も交えて述べてみたいと思います。

第 5 回東邦大学地域がん支援セミナー

テーマ:がんとともに暮らす日常
日時:平成 26 年 6 月 25 日(水)19:30-20:30
場所:東邦大学(第 4 講義室)(東大病院中央診療棟II 7階大会議室にて連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演者:鈴木裕 (国際医療福祉大学 教授)
演題:がん患者の栄養管理と胃瘻の良好な関係

自治医大 がんプロセミナー

日時:平成 26 年 5 月22日(木) 18:30-20:00
場所:自治医科大学記念棟 9 階会議室(東大病院中央診療棟II 7階大会議室にて連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題:「ダブルバルーン内視鏡を用いたがん診療の現状」
講師:山本博徳(自治医科大学大学院医学研究科消化器内科学専攻科 教授)

これまで長年にわたり不可能とされてきた小腸の内視鏡検査。ダブルバルーン内視鏡
の開発によってそれが可能となり、現在は世界約60ヵ国において小腸の内視鏡検査や
治療で使用されています。世界最先端技術であるダブルバルーン内視鏡のしくみ、ダ
ブルバルーン内視鏡を用いることによって可能ながん診断(小腸腫瘍、悪性リンパ腫
など)、ダブルバルーン内視鏡を用いた処置などについて紹介したい。

第 22 回合同セミナー

日時:平成 26 年 5 月 19 日 (月) 18:45-20:15
場所:東大病院中央診療棟II 7階大会議室
演題:「がん治療期の痛みに対する薬物療法の実践と留意点~なぜWHO式3段階鎮痛ラダーではいけないのか?」
演者:住谷昌彦(東京大学医学部附属病院 緩和ケア診療部)

がん性疼痛に対する治療の提供の範囲は、いわゆる支持療法期~終末期だけでなく、がん根治的治療期にまで広がりつつあります。その中で、がん性疼痛とは、がん自体による痛みだけでなく、がん治療に伴う痛みを含む概念と考えられるようになっております。このようながん性疼痛という用語が内包する範囲の拡大に伴って、オピオイド鎮痛薬を主たる治療戦略として想定したWHO式3段階鎮痛ラダーの考え方だけでは十分に治療効果が得られない痛みが含まれることになり、新しい治療戦略の理解が必要です。また、その薬物療法では長期的安全性についても十分に検討する必要があります。
本発表では、がん治療期の痛みに対する薬物療法がなぜWHO式3段階鎮痛ラダーではいけないのか?を中心に、オピオイド鎮痛薬の適正使用と患者評価、神経障害性疼痛に対する薬物療法を概説していただきます。

第 21 回合同セミナー

日時:平成 26 年 4 月 17 日 (木) 18:45-20:15
会場:中央診療棟II 7F大会議室(連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題: 「腫瘍内科の未来を考える~進行癌に対して私たちは何をすべきか~」
演者: 高野 利実 (虎の門病院臨床腫瘍科部長)

がんの薬物療法を担い、がん患者の道案内役となる「腫瘍内科」。その必要性が言われるようになって久しいですが、臓器別の縦割構造の中、大学や病院で、きちんと機能している腫瘍内科は、必ずしも多くありません。がんセンター、大学病院、一般病院での腫瘍内科医としての経験をもとに、これからの日本における腫瘍内科のあるべき姿を考えます。
また、「がん難民」や「がん放置療法」など、社会をにぎわせている話題も取り上げ、「治らないがん」に対してできること、がん薬物療法の意味、リスク-ベネフィットバランスの考え方などについても、議論したいと思っています。

第 20 回合同セミナー

日時:平成 26 年 2 月 20 日 (木) 18:45-20:15
会場:中央診療棟II 7F大会議室(連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題: 「がんゲノム異常」
演者: 吉見 昭秀(東京大学医学部附属病院 血液腫瘍内科 特任助教)

ヒトゲノム塩基配列の全容が明らかにされて10年以上が経過し、最近では次世代シークエンサーの登場により全ゲノム解析やゲノム機能解析が比較的容易に行えるようになってきました。今や、がんゲノム異常の知識と理解は、がんの病態を理解するためにも、さらにがんのトランスレーショナル研究を展開する上でも必須となっています。がんゲノム研究の今とこれからの課題について、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。

第 4 回東邦大学地域がん支援セミナー

日時:平成 26 年 2 月 19 日 (水) 19:30-20:30
場所:東邦大学医学部第 4 講義室 (連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題:「チャレンジ!在宅緩和ケア」
演者:東芝病院 緩和ケアセンター長 茅根 義和

第 19 回合同セミナー

日時:平成 26 年 1 月 16 日(木) 18:45-20:15
会場:中央診療棟II 7F大会議室(連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題: 「肝細胞癌で考えるがん治療の未来」
演者: 建石 良介(東京大学医学部附属病院 消化器内科 特任講師)

ひとつの癌を探求していくことは、決して専門バカへの道ではありません。ひとつひとつの個別の癌は、数多くの一般化できる要素を内包しています。肝細胞癌を例にとって疫学・予防・診断・治療の観点から「個別から一般化」の道筋を示すとともに、がん診療の今後について皆さんと一緒に考えてみたいとおもいます。

第 18 回合同セミナー

日時:平成 25 年 12 月 19 日(木) 18:45-20:15
会場:中央診療棟II 7F大会議室(連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題: 「マルチキナーゼ阻害剤の最近の動向」
演者: 三浦 将吾(東京大学医学部附属病院 薬剤部 特任助教)
浅岡 良成 (東京大学医学部附属病院消化器内科 助教)

分子標的薬が日本で発売されてから10年余りが経過しますが、がん研究の進歩・新たな標的分子の発見などにより、様々な抗体医薬・低分子阻害剤が開発され、その種類は年々増加しています。
今回は近年急速に種類が増えつつある分子標的薬の中でも、マルチキナーゼ阻害剤の最近の動向についてわかりやすくご講演いただきます。

第 2 回 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン研究発表会

がんプロコース履修生による研究発表会を以下のように開催します。がんに関する多様な研究を学ぶことの出来る貴重な機会ですので,がんプロ履修生は是非ご参加下さい。

日時:12月7日土曜日、9:30-11:30
場所:東京大学医学部附属病院 管理研究棟 2 階第一会議室
発表時間: 発表15分+質疑応答5分
参加対象:がんプロ履修生(1年生は必ず参加して下さい)
司会:消化器内科 特任講師 建石良介、腫瘍外科 特任講師 山口博紀

研究発表
① 胃内視鏡的粘膜下層剥離術後早期の内視鏡介入が術後出血へ与える影響についての検討
消化器内科 望月暁
② 治療中コーンビーム断層画像と医療用加速器の動作記録を用いた4次元線量分布計算
放射線科 早乙女直也
③ 手足症候群のQuality of lifeに関する研究
看護部 御子柴直子
④ 低形成性骨髄異形成症候群の臨床病態に関する研究(全国多施設後方視的研究)
血液内科 小林隆
⑤ 切除不能進行膵癌に対するサルベージ化学療法についての検討
消化器内科 高原楠昊
⑥ コーンビームCTを用いた4次元治療精度検証とその画質改善に関する研究
放射線科 木田智

日時:平成 25 年 11 月 2 日 (土) 10:00-12:30
場所:横浜市教育会館 (英語→日本語の同時通訳が入ります)
内容:「RI内用療法によるがんの放射線治療 ‐スイス・バーゼル大学の取り組みを
中心に‐」
対象:市民・医療関係者

日時:平成 25 年 11 月 1 日(金) 18:30-20:00
場所:横浜市立大学附属病院 10F 臨床講堂(遠隔同時中継)
東大病院 中央診療棟II 7 階大会議室にて遠隔同時講義を予定しています
内容:「スイス・バーゼル大学におけるDOTATOC治療について」
対象:医療関係者
講師:Prof. Damian Wild, Department of Radiology&Nuclear Medicine,
University of Basel Hospital


東京大学がんプロフェッショナル基盤養成推進プラン 市民公開講座

テーマ:「がん患者のこころ」

この度、下記の日程で市民公開講座(東京大学がんプロ事務局主催)が開催されます。
参加費は無料、お申し込み不要ですので、参加ご希望の方は直接会場までお越しください。

◆日時 2013年10月20日(日) 13:30~16:30
◆会場 東京大学医学部 教育研究棟14階 鉄門記念講堂
◆演題 東京大学がんプロフェッショナル基盤養成推進プラン 市民公開講座
    テーマ:「がん患者のこころ」
    <プログラム>
    第一部(13:30~15:00)
     基調講演1.「がん患者のこころ」松本陽子

  • NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会
  • http://machinaka-orange.jp/

     基調講演2.「がん患者のこころのケア」吉内一浩
      東京大学医学部附属病院心療内科 准教授
    第二部(15:10~16:25)
      パネル・ディスカッション:がん医療とこころ
       司会:岩瀬哲 東京大学医科学研究所附属病院緩和医療科 講師
       パネリスト:
        松本陽子(患者代表) NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会
        内田絵子(患者代表) NPO法人ブーゲンビリア

  • http://www.buugenvilia.com/index.htm

        君塚靖(ジャーナリスト)株式会社キャリアブレイン 「医療・介護情報CBニュース記者」
        吉内一浩  東京大学医学部附属病院心療内科 准教授
        山口博紀  東京大学医学部附属病院大腸・肛門外科 講師
        中井陽介  東京大学医学部附属病院消化器内科 助教
    総括(16:25~16:30)
◆お問合せ 稲田修士
shiinada-tky@umin.ac.jp
      東京大学大学院医学系研究科
      ストレス防御・心身医学(心療内科)

第 16 回合同セミナー

日時:平成25年10月9日(水) 18:45-20:15
場所:東大病院 中央診療棟 II 7階大会議室(連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題:「記者として、サバイバーとして見つめた“がん医療”」
講師:小嶋修一(TBSテレビ報道局解説委員)

がん患者は診断時から経過を通して様々な問題を抱えています。
アメリカでは医療スタッフだけでなく同じがんを経験した先輩サバイバーによるフォローがあること、患者だけでなく患者を取り巻く友人、家族、パートナーも「サバイバー」であるという共通認識が孤独感を軽減し、前向きに取り組んでいく原動力となっています。
本講演では日本においてサバイバーがどうあるべきか、記者として、サバイバーとしての目線から現状と解決の糸口についてお話しいただきます。

第 15 回合同セミナー

日時:平成25年9月11日(水) 19:00-20:30
場所:東大病院 中央診療棟 II 7階大会議室(連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題:「悪性消化管狭窄に対するステント治療」 (十二指腸ステント・大腸ステント)
講師:佐々木 隆 (東京大学医学部付属病院消化器内科 助教)十二指腸ステント
吉田俊太郎 (東京大学医学部付属病院消化器内科 特任臨床医)大腸ステント

消化管狭窄は、悪性腫瘍による合併症の中でも、最もQOLを低下させるものである。がんに苦しむ患者さんの栄養不足を助長するのみならず、口から食べる喜びを奪ってしまう。根治切除不能な症例では、従来外科的なバイパス術が施行されてきた。しかし、手術侵襲が問題であり、より低侵襲な内視鏡的金属ステント留置術が欧米では行われてきた。本邦でも近年、保険適応となり施行が可能となった。十二指腸は根治切除不能例のみが対象であるが、大腸では切除可能例での術前イレウス解除のためにも施行されている(Bridge to surgery)。がん患者を診療される方で、本手技になじみのある方は少ないと思うので、今回はこれらの技術、成績等を紹介し、理解を深めて頂きたいと思っている。

第 14 回合同セミナー

日時:平成 25年 8月 26日(月) 18:45-20:15
場所:東大病院 中央診療棟 II 7階大会議室(連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題:「がんにおける非翻訳RNAの役割」
講師:宮川 隆 (東京大学大学院医学系研究科 人体病理学・病理診断学分野 特任助教)

ゲノム上に広く存在するタンパク質の設計図とはならない領域は、長い間何の役割も持っていないと考えられておりました。しかしながら、最近の研究によりまして、この部分からは多数の機能性RNAが作り出されることが見いだされております。これらのRNAはタンパク質の鋳型とはならないことから、非翻訳RNAと呼ばれております。タンパク質になることがないRNAがどのような役割を担っているのか?今回はこの非翻訳RNAに焦点をあて、がん病態とどのように関わっているのかをわかりやすくご講演いただきます。

日時:平成25年7月11日(木) 19:30-20:30
場所:東邦大学医学部3号館 第4会議室
東大病院 中央診療棟II 7 階大会議室にて遠隔同時講義を予定しています
内容:在宅医療の裾野を拡げる
講師:小松 憲一 (自治医科大学付属病院総合診療部 助教)

第 13 回合同セミナー

日時:平成 25 年 7 月 5 日(金) 18:45-20:15
場所:東大病院 中央診療棟 II 7階大会議室(連携大学遠隔同時講義を予定しています)
演題:「がん治療医・一般診療医のためのがん疼痛緩和のエッセンス」
講師:金井 良晃 (東京大学医学部附属病院 緩和ケア診療部副部長)

がん診療に携わる医師にとって、基本的な疼痛緩和は不可欠なスキルのひとつと言えます。
東大病院キャンサーボードでは、ペインや緩和ケアを専門としないがん治療医に向けた「がん疼痛治療マニュアル」を作成しています。
セミナーでは、このマニュアルの目的でもある安全かつ有効ながん疼痛緩和について、エッセンスをわかりやすく紹介します。

日時:平成 25 年 6 月 24 日(月) 18:30-20:00
場所:横浜市立大学附属病院 10F 臨床講堂
東大病院 中央診療棟 II 7 階大会議室にて遠隔同時講義を予定しています
演題:「カナダ・アルバータ大学における緩和医療について」
対象:医療関係者
講師:Prof. Sharon Watanabe, Palliative Care Med, University of Alberta

第 12 回 合同セミナー

日時:平成 25 年 6 月 18 日(火) 18:45-20:15
場所:東大病院 中央診療棟 II 7階大会議室 (遠隔同時講義を予定しています)

「多職種連携による造血幹細胞移植治療」
講師:篠原明仁 (東京大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科 特任講師)

造血幹細胞移植は、難治性の造血器腫瘍や造血障害を対象として、大量化学療法や放射線照射に引き続いてドナーの造血幹細胞を移植する治療です。通常の治療の最大耐用量を超えた抗がん剤の投与や移植後の同種免疫反応により、様々な臓器障害や感染症、GVHDを発症します。患者さんの半数程度が長期生存される一方、20〜40%の方はこういった再発以外の合併症により亡くなられているのが現状です。また、治療の進歩により長期生存される方が多くなり、患者さんのQOLの維持を考えることも重要な課題となっています。多くの方に造血幹細胞移植の内容を知って頂き、多職種で連携を取ることの大切さを考えるきっかけとして頂ければと思います。

第 11 回 合同セミナー

日時:平成 25 年 5 月 22 日(水) 18:45-20:15
場所:東大病院 中央診療棟 II 7階大会議室 (遠隔同時講義を予定しています)

「機能温存と腫瘍制御の両立を目指した悪性脳腫瘍に対する治療」
講師:齊藤 邦昭 (東京大学医学部付属病院 脳神経外科 助教)

「悪性脳腫瘍に対する放射線治療 多様な放射線を用いた線量増加」
講師:井垣 浩(東京大学医学部付属病院 放射線科 講師)

第 10 回 合同セミナー

日時:平成 25 年 3 月 11 日(月) 18:45-20:15
場所:東大病院 中央診療棟 II 7階大会議室

「分子標的薬の臨床薬理」
講師:三浦 将吾(東京大学医学部付属病院 薬剤部 特任助教)

今回は分子標的治療の基礎から分子標的薬の薬理の解説、
そして新しい標的分子などもご紹介いただきます。

第 9 回合同セミナー

日時:平成 25 年 2 月 21 日(木) 18:45-20:15
場所:東大病院入院棟A 15 階大会議室

「緩和医療における臨床研究 現状と課題」
講師:稲田修士(東京大学医学部附属病院 緩和ケア診療部 特任助教)

がん対策基本推進計画でも「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」が重点課題として取り上げられており、がん医療の中での緩和ケアの重要性に注目が集まっております。
緩和医療においてもエビデンスに基づく治療重視されていますがエビデンスの集積のための臨床研究が非常に困難です。
今回のセミナーでは緩和医療における臨床研究の現状と課題についてご講演をいただきます。

第 8 回 合同セミナー

日時:平成 25年 1 月 24 日(木) 18:45-20:15
場所:東大病院中央診療棟 II 7階大会議室

「膵がん撲滅を目指し、医療者とともに闘う国際 NPO 患者団体
~Case Study: Pancreatic Cancer Action Network~」
講師:眞島 喜幸 (特定非営利活動法人パンキャン・ジャパン 理事・事務局長)

膵癌は良く知られた難治癌であり、その治療を進めるために多数の医療者が日夜努力をしています。患者さんたちは少ない情報、少ない専門家を求めてご自分の癌と闘っていらっしゃいますが、最近は患者団体があり、戦い方も変わってきました。患者さんへの情報提供、集会を開いて情報交換やお互いの体験の共有をする、などが我々の脳裏にうかぶ患者さん団体の姿ではないでしょうか。しかし、昨今では患者団体は癌との戦いの一翼を担っており、膵癌患者団体であるパンキャンが、膵癌治療薬のタルセバの早期認可に大きな働きをしたことは専門家の間では大きな話題になりました。今回はこの非常にActiveなパンキャンから、代表をされている眞島喜幸をお迎えして御講演をお願いしました。癌と戦うのは医療者だけと思っている方には、非常に新鮮なお話だと思います。多職種連携の一環として、あらたなコラボレーションを期待できるご講演を期待しております。

第 1 回 がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン研究発表会

日時:12月22日土曜日、9:00-11:30
場所:東京大学医学部附属病院 管理研究棟 2 階第一会議室
発表時間: 発表20分+質疑応答5分
参加対象:がんプロ履修生(1年生は必ず参加して下さい)
司会:消化器内科 特任講師 伊佐山浩通、腫瘍外科 特任講師 山口博紀

研究発表
① NF-κB/TNF-α positive feedback loop with active proteasome system supports myeloid leukemia initiating cell capacity
血液・腫瘍内科 籠谷勇紀
② スニチニブによる副作用発現機構の解析
薬剤部 雨宮貴洋
③ 全摘後甲状腺分化癌に対する放射性ヨード内用療法の線量分布
放射線科 伊藤さおり
④ 腹水濾過濃縮再静注法の実際と臨床的効果
緩和ケア診療部 伊藤哲也
⑤ 降圧薬と大腸ポリープとの関連について
消化器内科 渡邊義敬
⑥ 赤芽球分化における鉄過剰及び徐鉄の影響
血液・腫瘍内科 田岡和城

第 7 回 合同セミナー

日時:平成 24 年 11 月 15 日 (木) 18:45-20:15
場所:東大病院中央診療棟 II 7階大会議室

「米国での造血幹細胞移植における多職種連携」
講師:鈴木美穂(東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 成人看護
学分野 助教)

がん患者のケアには多部門・多職種との連携が不可欠です。米国では医師という職種の中だけでも Medical Oncologist, Surgical Oncologist, Radiation Oncologist と大別され、看護師という職種でもナースプラクティショナーやケース・マネージャーもおり、そのほか、薬剤師、理学・作業療法士、ソーシャル・ワーカー、栄養士など、さまざまな職種が患者のケアに関わります。今回のセミナーではニューヨークで造血幹細胞移植を受ける患者のケアを例に挙げ、ナースプラクティショナーの視点から症状管理ガイドラインを紹介し、多職種がどのように関わっているかをご講演いただきます

第 6 回 合同セミナー

日時:平成 24 年 10 月 16 日 (火) 18:45-20:15
場所:東大病院中央診療棟 II 7階大会議室

「白血病幹細胞」
演者: 片岡 圭亮 (東京大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科 特任助教)

最近、白血病を含む悪性腫瘍においてがん幹細胞の存在が確認されつつあり、多くの悪性腫瘍で少数の自己複製能を持つがん幹細胞を頂点とする幹細胞システムが形成されていると考えられています。白血病幹細胞は、他の悪性腫瘍に先駆けてその存在が実験的に確認されており、がん幹細胞のパラダイムであるとみなされています。
今回のセミナーでは、白血病幹細胞の概念、基礎的研究による科学的な根拠、臨床応用を含めた最新の知見について講演いただきます。

第 5 回 合同セミナー

日時:平成 24 年 10 月 4 日 (木) 19:00-20:30
場所:東大病院中央診療棟 II 7階大会議室

「放射線治療の過去・現在・未来 -4次元治療に向けて-」
演者:中川 恵一 (東京大学医学部附属病院 放射線科 准教授)

放射線治療においては、通常、腫瘍に正確に照射するために腫瘍位置をCT等を用いて同定します。東大病院放射線科では 80 年代より MVCT、同室 CT などの技法をいち早く取り入れてきました。現在では位置の 3 次元情報に加え、呼吸性臓器に対する時間変動を取り入れた 4 次元治療を行なっています。
今回のセミナーでは、この 4 次元治療とこれをを基礎とした未来の放射線治療について講演をいただきます。

第 4 回 合同セミナー

日時:平成 24 年 9 月 28 日 (金) 19:15-20:30
場所:東大病院中央診療棟 II 7階大会議室

「骨転移の診断と治療」
演者:篠田裕介 (東京大学医学部附属病院整形外科・脊椎外科 助教)

骨転移は乳がんや前立腺がんをはじめとした進行がん患者に多く見られます。骨転移は痛み、病的骨折、脊髄圧迫などの原因となり、がん患者のQOLを大きく下げることが知られており、骨転移に伴う有害事象(SRE:Skeletal Related Event)を予防することはQOLの維持に非常に重要です。近年、骨転移によるSRE発生予防のため、新しい薬剤が使用されるようになりました。こうした背景から東大病院では今年度から骨転移の診断、治療の標準化のため骨転移Cancer Boardが設立されました。
今回のセミナーでは骨転移の診断と治療に関する最新の知見についてご講演いただきます。

東邦大学医療センター大森病院 2012 年度公開講座

日時:平成 24 年 9 月 8 日 (土)13:00-14:30 (12:30 開場)
場所:東邦大学医療センター大森病院 臨床講堂 ( 5 号館地下 1 階)

「肺がんの治療~内科から、外科から~」
講師:東邦大学医療センター大森病院
呼吸器内科 講師 磯部 和順
呼吸器外科 准教授 泰 美暢

第 3 回合同セミナー

日時:平成 24 年 7 月 10 日(火) 18:45-20:15
場所:東大病院中央診療棟 II 7階大会議室

「腹腔内化学療法の基礎と臨床」
演者:山口 博紀 (東京大学医学部 腫瘍外科 特任講師)

腹腔内に抗癌剤を直接注入する腹腔内化学療法は、進行卵巣癌に対して施行することが米国 National Cancer Institute により推奨されています。また東京大学にて行われた胃癌腹膜播種に対するパクリタキセル腹腔内投与の第 2 相臨床試験では、安全性と有効性が確認され、現在、保険収載を目指して高度医療制度下に第 3 相臨床試験が進行しています。また、膵癌・胆道癌の腹膜播種に対する腹腔内化学療法も自主臨床試験としてスタートしました。
今回、腹腔内化学療法に関して、その効果発現の基礎的根拠と臨床応用、そして腹膜播種に対する今後の新たな治療戦略の展望について講演をいただきます。

第 2 回合同セミナー

日時:平成 24 年 6 月 28 日(木) 18:45-20:15
場所:東大病院中央診療棟 II 7階大会議室

「ゲノム安定性の特性に基づくがん治療の開発」
演者:細谷 紀子(東京大学医学部疾患生命工学センター 放射線分子医学部門 講師)

放射線治療や多くの抗がん剤治療は、がん細胞のゲノムDNAに外的に損傷を付与することによって細胞死を引き起こすことを原理としています。近年の生命科学の発展により、生体では、ゲノム上の遺伝情報を安定に維持するために、このようなDNA損傷に応答して様々な修復機構が働くことが分かってきました。また、個々のがんにおいて、DNA損傷に対する応答能力の違いがあることも分かってきました。
今回は、このようなゲノム安定性の特性に着目した新しいがん治療の戦略についてご講演をいただきます。

第 1 回合同セミナー

日 時: 平成 24 年 5 月 22 日(火) 19:00-20:30
場 所:東大病院中央診療棟 II 7階大会議室

19:00-19:40
「新規抗がん剤と放射線治療併用の課題」
演者:後藤 悌 (東京大学医学部附属病院 呼吸器内科 助教)

19:40-20:20
「子宮頸がん、食道がんに対する放射線化学療法のネダプラチンの有用性」
演者:山下 英臣 (東京大学医学部附属病院 放射線科 助教)

20:20-20:30
総合討論